Manufacted by YAMATO DISTILLERY in Nara JAPAN

KIKKA GIN JOURNAL

橘花ジンのはじまり

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クラフトジンに注目が集まるなかで、ひときわ異彩を放つ橘花ジン。その橘花ジンを蒸留する大和蒸溜所を開いたのは、創業300余年の奈良の酒蔵・油長酒造でした。なぜ日本酒の酒蔵でありながら、ジンを作ることになったのか。そのストーリーを、大和蒸溜所を立ち上げた3人に語ってもらいました。

  • 山本 長兵衛

    山本 長兵衛

    油長酒造 代表取締役

    百貨店勤務、英国留学を経て油長酒造を継いだ13代目当主。

  • 板床 直輝

    板床 直輝

    大和蒸留所 蒸溜所長

    油長酒造の醸造を担当したのち、蒸留について学び大和蒸溜所のヘッドディスティラーに。

  • 渡邉 匠

    渡邉 匠

    ザ・セイリングバー バーテンダー

    NBAバーテンダー、JSAシニアソムリエ

きっかけは人との出会い

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渡邉:
そもそもこちらに来られたきっかけは、紹介でしたよね。
山本:
僕がロンドンに住んでた時に仲良くなった稲葉さんという方がいまして。彼は現地のレストランで酒のソムリエとして活躍されていたんです。その後、自分は日本に帰って実家の造り酒屋を継いで、彼は台北で「WA-SHU」というバーを開いて。で、台北から久しぶりに奈良に行きたいと聞いた時に、僕はてっきりうちの酒蔵に来るんかなと思ったら、いやいやいや、奈良にはすごいバーがたくさんあるから一緒に行こうということで、こちらに初めて伺いました。
どんな話をしたか詳しくは覚えてないんですけど、僕はその時バーの世界が羨ましいなと思ったんです。特にこのセーリングバーの雰囲気とか、そこにいらっしゃるお客様とバーテンダーさんとのコミュニケーションとか、全てが自分にとっては新しい体験だったんです。その後、酒造りをしている社員を一人ずつこのバーに連れてきて一緒に飲むようになったあたりから、どんどんどんどん渡邉さんの世界に引き込まれていって。そのうちに、ジンの話になっていった気がします。
渡邉:
山本さんがイギリス留学されていた話を聞いて、イギリスならジンの本場じゃないですか?って。さらに油長さんが蒸留の免許を持ってらっしゃるという話を伺って。ちょうどジンに注目が集まっていた時期だったので、奈良を代表するジンができないかっていう話に自然となったんですね。
山本:
どんどん話が進んでいって、ジンをやるって話なりましたね。
渡邉:
改めてなんですけど、300年の歴史のある酒蔵でずっと日本酒をつくってこられたわけですよね。そこでジンという世界に踏み出すのは、かなり大きな決断だったんじゃないですか?
板床:
そうですね、まず思ったことが、ジンをつくることによって風の森への影響がないかなっていう。
山本:
僕もずーっと思ってましたけど、興味の方が勝ちましたね。 それに、やっぱり背中を押していただいた渡邉さんの存在です。奈良が既に世界へカクテル文化を発信している場所であれば、奈良のジンが受け入れられるんじゃないかという期待がありました。それに自分一人じゃなくって、スタッフの中にもそれを一緒にやろうと言ってくれる人、板床がいることも大きかったです。自分だけでは決心がつかなかったと思います。
渡邉:
大和当帰と大和橘に出会ったこともありますよね。しかもそこには、やっぱり人との出会いがあるんですよ。宇陀市の中島さんとかね。
板床:
最初はやっぱり大和当帰でしたよね。
山本:
大和当帰の普及活動をされている中島さんを、こちらで紹介してもらったと思うんです。 そこで、まずはジュニパーベリーと大和当帰だけでつくったんですけど、柑橘の香りも欲しいということで探して大和橘にたどり着きました。ほんまに良いボタニカルに恵まれましたね。
渡邉:
それに、油長さんのある御所は薬にゆかりの深い土地で、薬草や薬木ともなじみ深い。その中にはよくジンに使われるボタニカルと共通のものもありますし、ジンもそもそも薬酒として飲まれていましたから。
板床:
自然にコンセプトができてた感じですよね。
準絶滅危惧種の大和橘を復活・普及活動をされていた城さんに出会ったのもすごく良いタイミングでしたしね。
渡邉:
しかも橘がね。
山本:
そうそうそう。(油長酒造をやってる)うちの、山本家の家紋やったっていう。

動き出したジン蒸溜所

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山本:
それで、年末には試作品を作って、渡邉さんにいろいろ味の指南をいただいて、これならいいねということで、年が明けたら蒸留器見に行って。
板床:
そう、年明け早々に。
山本:
2社見に行ったうちから決めて、蒸留器が納品されたのがその年のゴールデンウィークぐらい。
板床:
届いた蒸留器を洗浄した時、暑かったですね。汗かきながら、水浴びながらぐらいの感じでした。
山本:
蒸留器を蒸留所の中に搬入するところから、奈良のバーテンダーさんと一緒にできたっていうのもよかったね。
渡邉:
蒸留器って神々しいんですよね、僕らの職業からすると。あの銅の輝きがね。ましてや酒を作ることってバーテンダー絶対ないでしょ。しかも蒸留器の組み立てのお手伝いをするなんて。
板床:
僕にとっても神々しかったですよ。
それから、次の年の2019年から本格的に稼働し始めましたね。この1年はジンに専念してます。
渡邉:
ジン業界の中で奈良に橘花ジンありとなったのもその年だったと思いますよ。奈良の橘花ジンってとどうなのって聞かれたこともありますし、実際露出が増えたのも2019年。
初参加のジンフェスで得た手応え
板床:
2019年の6月かな、東京で開催されるジンフェスに向けて作ったバッジがすごくよかったんです。実際、ジンフェスでもすごい好評で。口に含んだときに広がる柑橘の香りがすごい、こんなジン飲んだことないっていう人が多かったんですよ。
酒販し始めた頃は和酒専門店に出したんで、同業の人でも「なんかやってるな」ぐらいは知ってるけど、飲んだこともなければ見たこともないっていうぐらいの感じだったんです。ジンフェスには同業者の方も来られてて、わあ初めて飲んだ、すごいですねって言って頂いて。
渡邉:
そこから1年近くたった今、全国から大和蒸溜所にもバーテンダーの方が来られてますでしょ。活躍されてるバーテンダーのSNSでよく見かけるんです。板床さんのジンを作るご苦労や、橘花ジンのストーリーも一緒に紹介されてて。しかもその後、橘花ジンのリピーターになられてる。
山本:
本当に嬉しいですね。
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